遺伝子は変えられる!?ダイエットや健康を左右するエピジェネティクスとは?

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(※2017年11月26日に記事を更新しました)

どうもかたぎりです。

 

みなさん遺伝子と聞くとどのような印象をお持ちでしょうか?

 

「親から受け継ぐもの」

「遺伝子は変わらない」

「優勢と劣勢がある」

 

自分もこのように思っていました。

しかし究極の健康オタクのかたぎりは普通の情報では満足できず、次々とほとんどの人が知らないような本物の健康に関する情報を日々収集しているわけです。

 

そして、ダイエット指導をしていて「なぜ遺伝子のおなじ双子でも太るのだろうか?」というのはマイクロバイオームで納得できました。

 

しかし、やはり遺伝子に関しては納得いかない。

 

だって、遺伝子が親から受け継いで変わらないということだったら「いつ人類は進化してきたの?」「どうやって適応してきたの?」というように考えたわけです。

 

簡単にいうと、環境に適応できなければ人類だけでなく生物は生き延びられない。

 

人類であれば火が使えるようになってから腸が短くなったり脳が発達したと言われていますが、それはその生きている中で遺伝子が変異してきたに違いないというように感じたわけです。

 

そんな時にシャロン・モアレム氏著書の

「遺伝子は、変えられる」という本を読みました。

 

とても興味深い内容と同時に、共感できる部分が大きかったのでその内容の一部をご紹介させて頂きます。

 

エピジェネティクスとは?

エピジェネティクスという言葉をご存知でしょうか?

1世代のあいだに遺伝形質がどのように変化し、変化させられるか、さらにはその変化がどのようにして次の世代に引き継がれるのかを研究する学問。

引用:「遺伝子は、変えられる」

また、Wikipediaで調べたところ

DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域

Wikipediaより引用

と書いてありました。

 

・・・難しい!!

 

今回紹介する本の著者はこのようにも言っています

「1800年代の半ばにグレゴール・メンデルが記述した単純な2値(バイナリ)形質遺伝の法則を長いこと教義として崇めてきた今日の世界では、急激に登場しつつある21世紀の遺伝学に、多くの医師が置き去りにされて途方にくれている。その差は、まるで馬車の脇を新幹線が走っているようなものだ。」

かたぎり
そんなにも差が開いているのか!

 

実際、この一冊を読んで著者が言いたかったのは、遺伝子は変えられるということではなく「人間を一つの枠に当てはめて考えてはいけない」ということではないかと思います。

 

私たち人間には誰一つとして同じ個体ではありません。

「平均的な人」などだれ一人いないのです。

 

これはパーソナルトレーニング指導をしていく上でも大事な考え方で、実際に自分がフリーになって活動したのも、会社でパーソナルトレーナーとして活動すると「間違ったことも教えなければならない=枠に当てはめた指導しかできない」からで、それが嫌なら人一倍広い範囲で学ぶ必要があるということです。

ダイエットや健康づくりに置いて大多数が当てはまることはもちろんありますし、基本的にはそのエビデンスを元に指導する。

しかし、それだけでは不十分で、常に体の反応に耳を傾けて本当にそのアプローチで正しいのかどうかを常に問い続けなければなりません。

 

では具体的に例を見ていきましょう!

 

医者に勧められた食事でガンになった男

先ほど、常に体の反応に耳を傾けないといけないといったのも、次の事例を見れば納得すると思います。

 

LDL値(低密度リポタンパク)が高いジェフという人が医師から果物や野菜の豊富な食事を取るようにという指示を受けた際の実際の例です。

そうこうするうちに、医師から指示された食習慣のバランスの意味を理解するだけでなく、ジェフはそれに入れ込むようになっていた。肉は、牛肉や羊肉などの赤い色の肉だけを少量食べるようにし、果物や野菜はずっと多めにとり、理にかなった朝食と昼食を取るように心がけた。

こうして3年間に渡って「正しい」食べ方を実践し続けた結果、コレステロールの値も順調に下がり、ジェフは自分の健康問題は完全に克服できたものと思っていた。そして、食事療法だけで健康管理に成功したことを誇らしく感じた。ほとんどの人にとって、これはまさにあっぱれな成果と言えるだろう。

けれども、新たな食習慣を厳守すれば絶好調になるはずだと思っていたのに、実のところジェフの体調は以前よりも悪化していた。バイタリティーがますどころか、膨満感と吐き気に襲われ、疲労感も取れなかった。そこで、これらの症状について検査を受けたところ、まず軽度の肝臓機能異常が見つかった。そのすぐ後に腹部超音波検査及びMRI検査が行われ、最終的に肝生検を行った結果、ガンが見つかったのである。

「遺伝子は、変えられる」より引用

ジェフが医者に言われてとった行動は何一つ問題がなかった。

 

健康的な若者が肝臓ガンにかかる典型的な原因のようなことは一切していなかったのです。

唯一変えたのは食習慣。それも医師の指示によって。

 

結果的にジェフは「遺伝性果糖不耐性」という稀な遺伝子疾患に罹っていたことがわかり、果物を取らないようにして体調は改善していったと言います。

 

この疾患に罹っている人は、果糖(フルクトース)を完全には分解できません。

その結果「フルクトース2リン酸アルドラーゼB」という酵素が十分に生成できないため、毒性代謝物が体内にとりわけ肝臓に蓄積するようになります。

 

つまり、ジェフのように人にとってこの果糖つまり果物を食べることは健康になるどころか命取りになるのです。

 

実際、このように稀な疾患は基本的に気づかれない。

冒頭でいった通り、遺伝子学には馬車と新幹線くらいの差があるということは、お医者さんの中にも、ましてや学者の中にも、我々トレーナーの中にもこのことについて無知な人がいるだけで、決して間違っていることを教えているわけではありません。

 

単なる情報格差のようなもので、エピジェネティクスについて理解している医者であれば患者の体の変化に疑問を感じ、いち早くより詳しい専門家に助けを求めますし、知らない場合は既知の情報の中からしか対処しようとしないでしょう。

 

つまるところ、私たちは健康に関しては自分の体の声に耳を傾けることが大切なのではないでしょうか?

 

このジェフさんの例だけではなく、健康に気を使っている人であればわかるはずです。

 

「ダイエットをする際になぜ同じ食事でも太る人とそうでない人がいるのか?」

「今飲んでいるサプリメントは本当に効果があるのか?」

「このトレーニングの仕方は効果的なのか?」

 

今行なっている健康法やダイエットに効果がないのであれば常に疑うことです。

疑うということは、先ほども言った体に耳を傾けること。

 

遺伝子についても

「親から受け継いだ遺伝子だから仕方ないじゃん」

果たして本当にそうでしょうか?

 

顔は大事な遺伝子情報源

ちょっとした豆知識のような情報ですが、あなたの目は離れていますか?

 

実は目と目の感覚が離れている人は、気づかないうちに人をメロメロにさせやすいそうです。これは社会心理学者が実証していることです。

 

これは男性も女性も同じで、少し離れ気味の目はより感じのいい顔として認識するということがわかっています。

実際、モデルエージェンシーはタレント発掘の際にこの目を探していると言われています。それも10年ほどずっと。

 

私たち人間はどのようにして品定めしているのか?それは荒削りのようなことかもしれませんが進化の過程で人は「顔」をみてその人のことを判断します。

 

顔を見るだけで私たちは「親族関係」「健康」「親としての適正」を見分けられるのです。

つまり顔は、自分たちの遺伝子や、顔面を発達させた遺伝子の出来栄えについて、多くのことを教えてくれます。

 

顔が伝える合図が何を意味するのかわからなかった原始の時代から、そうした特徴に人が注意を払うようになったのも、まさしくそのせいに他ならない。

 

顔の特徴という合図は、周囲の人を評価し、ランク付けし、共感を抱くためのてっとり早い手段だったのです。

 

この本の著者に言わせれば、私たちが顔についていろんなことを常々いうのは軽薄な動機などではなく、顔はその人の発生と遺伝的な歴史をつまびらかにする能力。さらには、その人の脳についても多くのことがわかるのだと言います。

 

先ほど目が離れ気味の人は人に魅力的に映るということを言いましたが、両目の間のスペースは、400以上の遺伝病の特徴になっているということも関係しているのです。

 

例えば「全前脳症」は、脳の二つの半球が正しく発達できない疾患で、知的障害などの症状があるのですが、それと同様に「両眼近接症」すなわち両目が非常にくっついた外見になる。

 

もちろん他にも外見に現れるというのです。

 

他には目尻が下がっている場合。

その場合は医学用語で「眼瞼烈斜下」と言い、通常は何も問題がないものの、結合組織の遺伝病「マルファン症候群」の兆候かもしれない。

 

逆に目尻が上がっている場合は「眼瞼烈斜上」と言い、こちらも通常は問題なくアジアの人に多く見られる特徴なのですが、「ダウン症候群」の兆候になる場合もあると言います。

 

顔つきが変わった→周りの見る目が変わる

 

私自身、大幅に減量すると「かっこよくなった」「爽やかになった」などと嬉しいことを言われることがありますが、これはある意味遺伝子情報が変化していると言っても過言ではないでしょうか?

 

顔からは「親族関係」「健康」「親としての適正」がわかると言いましたが

ダイエットは確実に「健康」という点では大きく変化し、自分の遺伝子情報をより良いものとして見せることができるということです。

 

正しいダイエットを行い、減量したり健康になると人生が変わると言いますが、本当にその通りですね!

 

痛み止めで命を落とした事例

毎年、何千という人が医師に処方された通りの薬の量をきちんと守って飲んだせいで命を落としている。そしてそれを多く上回る数の人が、そのために急性疾患にかかっている。

引用:「遺伝子は変えられる」

医師は製薬会社や医師会の推奨に厳密に従って薬を処方していますが、遺伝子によって、そのように副作用が生じてしまいます。

 

副作用が生じるのは、遺伝子のバージョンそのものだけではなく、遺伝子のコピーの数も重要だと言います。そのほんの少しの差が、大きく人生を左右していると言っても過言ではありません。

健康に欠かせないDNAの一部が欠損を引き起こしているのであればその遺伝子変異は特定の症候群として現れる可能性が高いと言えます。

 

半面DNA遺伝物質が重複している時には、全く影響がない時もあれば、人生に大きく影響することもあります。

 

メーガンという幼い少女が、特定の扁桃腺摘出手術の後に死亡したケースのお話です。

手術は無事成功し、その後元気に回復すると思っていた時に問題が発生しました。

 

メーガンは「CYP2D6」という遺伝子のコピーを、他の人と同じように両親から1個ずつ受け継いで合計2個持っていたのではなく、合計3個持っていたのです。

 

手術後、痛みを和らげるためにコデインという薬を体に与えるのが普通なのですが、彼女の遺伝子により、少量のコデインは体内で大量のモルヒネに変わってしまった

 

大部分の子供たちの痛みを和らげ気分をよくする推奨投与量は、メーガンには薬物の過剰摂取による死をもたらしたのでした。

 

このことから2013年に、アメリカ食品医薬局が子供の扁桃腺摘出術とアデノイド切除術の後にコデインを使用することを禁止にしています。

 

そして、このような副作用は稀なことではなかったということがその後に判明し、ヨーロッパ系の子孫の10%まで、そして北アフリカ系の人々の子孫の30%までが、特定薬剤を超高速で代謝する遺伝子を受け継いでいるというのです。

 

このように、ダイエットや健康だけでなく、医療など全てにこれと言った答えがないことがわかります。

 

ダイエットの方法、健康医薬品、医者の推奨薬物投与量は大部分に当てはまるものであっても万人に当てはまるというものはなく、遺伝子やゲノムによって反応が異なるということです。

 

そして、なんども口うるさく言いますが、健康やダイエットにおいてはそもそも万人にすら効果のないものがたくさんあります。

 

もし今ダイエットに関係するサプリメントや商品を使用しているのであれば一度疑ってみるのが重要です。

 

悲しいことに、パーソナルトレーニングもエビデンスのある指導は8割の人間にとって正解であっても、2割の人には効果がないどころか、逆に健康を害する可能性があるということです。

かたぎり
幅広く柔軟性のある指導を心がけたいものです

 

サプリメントが万人に効くことはない

サプリメントに関しては色々なエビデンスがあり、実際のところ個人的には

  • あまりビタミン系サプリの効果は体感できない
  • アミノ酸系は体感できるものもある

 

と言ったところです。

 

前回読んでいた2017年発行の本では「ビタミンサプリは効果がないどころかむしろ悪影響があることがわかっている」と断言していました。

 

実際、自分自身飲んでもそこまで効果を体感できなかったのでプラセボ効果かな?というのが結論です。(プラセボ効果は思い込みによるもの)

 

この本での主張内容を一部ご紹介しますと

研究者たちは、魚油(サバ、ニシン、マグロ、オヒョウ、サケ、タラ肝油、さらにはクジラの皮下脂肪からとれる、オメガ3脂肪酸の含有量が多い油)の使用効果は、人口全体に分布する広範なLDL値の変化に関連づけられていることを発見した。そのばらつきは、実にLDL値50パーセントの低下から、驚くべき87パーセントの上昇までに及んでいた。彼らはさらに内容を掘り下げて、いわゆるヘルシーな魚油のサプリメントを摂取する人のうちAPOE4という遺伝子の変異体を持つ人は、実際にはコレステロール値が上昇していたことを実証した。つまり、魚油のサプリメントは、どの遺伝子を受け継いでいるかによって、コレステロール値の変化に恩恵が得られる人と、ひどい悪影響を被る人がいるのだ。

そして、サプリメントとビタミンについては、医学的ガイドラインや推奨データはほとんどない。

引用:「遺伝子は、変えられる」

効果が全くないというわけではないが、

「魚油=健康」

と言って摂取している人の中で、APOE4という遺伝子を持っている人はむしろLDL値を悪化させているということです。

 

もちろん魚油だけではなく、最初にお伝えした遺伝性果糖不耐性は食事、そして薬やサプリメント、あらゆるものはマイクロバイオームや遺伝子、エピジェネティクスによって体の反応が変わってくる。

 

私たち同じ人間でも、同じ個体は存在しない

 

自分に効果があっても友達には効果がないどころか、命の危険まで考えられるということです。

 

まとめ

色々難しい話や、関係ない話も出てしまいましたが、遺伝子というのは不動でなく、突然変異や表現度の違いなどによって、一言では言い表せないような存在です。

 

そして、私たちが意識するべきなのは「健康」です。

 

ダイエットは健康的に美しく痩せるということだ!と言ってきましたが、この健康というのは勉強すればするほど、多様性があって個人によってアプローチが異なったり食事の内容が異なる場合があるということが今のところの答えです。

 

皆さんもこの記事を読んでくだされば

  • 「〇〇だけで痩せる!」
  • 「究極のサプリメント」

 

などという変な商品い騙されないようになれるはずです。

そして、サプリメントそのものが効果がない場合が多いです。

 

実験によってデータがありますなどと謳っていても、その会社内での実験や動物実験などまったく信憑性のないものがほとんどなのです。

 

これからも「かたぎり塾」では、本物の健康をはじめとした人生を豊かにするあらゆる情報を記事にしていきます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

「”脱”医療」の体を日々追求する元肥満児。 筋トレを通じて人生が豊かになった経験広めるべくこのブログを運営中。筋トレで人生を強く、元気に生きる。ダイエットや食事に関する情報も配信。もっとも言いたい本音は「まだ筋トレしてないの?」