牛乳は悪者!?牛乳は体に悪いのか良いのか考えてみた。

牛乳

(※2017年12月13日に記事を更新しました)

どうもかたぎりです。

 

みなさん牛乳飲んでますか?

 

牛乳は栄養が満点で体に良いとされ、私が小学校や中学校の頃は毎日給食に出ていましたが、最近では体によくないとの話を耳にしますよね。

 

果たして本当のところはどうなのでしょうか?

 

 

結論から言うと、

「いい面も悪い面も考えられる」

と言えます。

 

具体的には、健康を考えて無理に飲む必要はなく、どうしても飲みたいときには飲むくらいが良いのではないかと思います。

 

なぜそう言えるのか、今回はその牛乳についての研究やデータなどを紹介していきたいと思います。

 

悪者扱いの牛乳

牛乳

牛乳は様々な栄養を含んでいます。

 

タンパク質やカロリー、飽和脂肪酸、カルシウムなどたくさんの栄養を含む動物性食品。

安価で栄養豊富ということもあり、みなさんのご家庭の冷蔵庫にも置いてあるのではないでしょうか?

 

イギリスでは1970年代に、7歳以上の児童を対象とする給食での牛乳の無料提供が中止されたことに対して、激しいデモが起こりました。

 

当時担当大臣だったマーガレット・サッチャーはその名前との語呂合わせで「ミルク泥棒(泥棒=スナッチャー)」と呼ばれたものの、やがてその怒りも静まっていったと言います。

 

 

世界中で健康食品として人気だった牛乳ですが、最近では販売量や学校への補助金が減らされ、徐々に飲まれなくなりました。

 

10〜15年前、自分が小学生の頃には、「牛乳は体にいい」「身長が大きくなる」と言われ、牛乳が毎日給食に出ました。

中には牛乳が飲めない子供もいましたが、飲むまでごちそうさまができないと言う謎のルールがある学校も多かったのではないでしょうか?

中にはうまく隠れてこっそり排水口に流して捨てたりしていた友達も笑

 

実際、野球をしていた私がよく聞かされたいた言葉は「イチロー選手は毎日牛乳を飲んで野球がうまくなったんだぞ」と言うもので、お昼の給食だけでなく夜寝る前にもコップ1〜2杯飲んでいましたし、いつでも家の冷蔵庫には牛乳がありました。

 

しかし、高校生くらいになると、少しずつ難しい言葉も理解できるようになり、ラクトース不耐症と言う言葉を理解するようになりました。そしてそのように牛乳が体に悪いと言うような印象が徐々に世間い広まっていったのを覚えています。

 

そういったことから牛乳に対する信頼感は失われ、その代わりに豆乳といった食品が世の中に浸透し、今ではアーモンドミルクと言うようなものまで飲まれるようになっています。

 

チャイナ・スタディの影響力

研究画像

1980年代に、強い影響力を持つようになったのが、中国についての疫学研究「チャイナ・スタディ」。(大規模な研究で今でもかなり重要な研究として世界中で利用されている)

 

チャイナ・スタディは中国農村部からの様々なデータを報告したもので、50を超える病気の発症率について、その10年前に中国の各県で収集したデータと、1980年代当時のデータを比較しているもの。

 

その研究を率いるのはコリン・キャンベル氏という世界的にも有名な研究者でありますが、牛乳に関するデータは観察的データであり、いまいち正当性が欠いた研究とも考えられるということです。

 

具体的にキャンベル氏は、動物の乳の摂取量と血圧の高さには強い相関関係がると報告し、摂取をやめるべきだと訴えたのです。

 

しかしその観察的データには明確に記載されていないこともあり、具体的には調査した65県のうち62県は乳製品を全くとっておらず、乳製品を摂っていて高血圧の発症率も高かった3県は、例外的な地域だった(モンゴルやカザフスタンに近い中国北部にある、もともと気候や生活様式、食習慣の面で特異的な地域でラクダや馬の乳も飲んでいた)。

 

つまり、中国北部に住み、乳製品を食べる人々に見られた高血圧発症率の高さは、体重増加、ナトリウム摂取量の多さ、野菜不足、あるいは遺伝子構造の大きな差異などが原因だった可能性も、乳製品(牛乳)摂取と同じくらいあるということです。

 

牛乳を飲んでお腹を壊す人と壊さない人

腹痛

一昔前の定説で有力だったのが、人類が農耕を始めてから現在までの時間は、新しい食べ物に適応できるように遺伝子が私たちの体を変化させるのに十分な長さではないというものです。

 

実際、私たちの祖先が農耕を始めてからまだ500世代もたっていません。アフリカを出てからは5000世代、チンパンジーと枝分かれしてからは25万世代。

だから、体を変化させるには時間が足りない。と。

 

しかし、近年行われた牛乳の摂取状況に関する世界規模の調査結果によって、大きな修正が強いられました。

現在、半パインド(248ミリリットル)の牛乳を飲んでも具合が悪くならない人は、世界人口のわずか35%しかいない(ヨーロッパでは北部に行くと90%、南部に行くと40%)。

そして遺伝子が突然変異して、おそらくたった200世代の間に世界中に広がったのは、牛乳を飲める人の方なのです。

 

そうした遺伝子の突然変異の証拠のうち最も古いのは6500年前のヒトのDNAから見つかっていると言われています。

 

乳児はラクトバチルス菌の助けを借りながら、母乳に含まれるラクトース(乳糖)を分解する作用のあるラクターゼという酵素を体内で合成しています。

このラクターゼは、固形物を食べるようになると合成できなくなります。つまりそれ以降はラクトースを消化できなくなるということです。

※ラクトースは、グルコースとガラクトースという糖類が強力な化学結合によって結びついた、動物の乳にしか存在しない変わった物質です(脳の発達やカルシウムの吸収に役立つことがわかっている)

 

このラクターゼを大人になっても作れるという遺伝子の突然変異が私たちにとって大きな出来事だったのかもしれません。

 

残された謎

はてな

牛乳を飲んでいた集団が有利だったのは単に栄養が豊富だっただけでなく、個人のマイクロバイオームの種類を増やすことで健康や免疫を高められていたという面もあります。

奇妙な点は、ヨーロッパ北部では10%の人が突然変異が起こっておらず、腸にラクターゼがないのに、その多くがコップ一杯の牛乳を飲んでもなんともないということです。

 

逆に、ラクターゼ遺伝子を持っているのにラクトース不耐症を訴える人もいるということです。

※ラクトース不耐症は、牛乳などを飲むと腹部の満膨感、痛み、下痢などの症状が現れる人です

 

基本的にはラクトース、つまり糖類の消化ができないことが問題ですが、タンパク質成分も特にアレルギーに関して問題を引き起こしている可能性があります。

 

ほとんどの乳牛は「A1カゼイン」という乳タンパク質を作りますが、「A2カゼイン」という分子構造がわずかに異なるが味が変わらない乳タンパク質を作り出せる乳牛も、もともといるそうです。

 

最近ではA1カゼインを含む一般的な牛乳でアレルギー症状が出る人のために、遺伝子レベルで特別に選び出した乳牛から、分子構造が異なるA2カゼインを含む牛乳が生産されるようになっているそうです。

 

マイクロバイオームとラクトース不耐症

腹痛女性

実は、遺伝子以外にもラクトース不耐症にはマイクロバイオームが関係しているということが考えられます。

 

牛乳を飲んでお腹を壊すような人が、マイクロバイオームを改善することによって壊さなくなる可能性が示唆されているということです。

 

ラクトース不耐症の人を対象にした研究でも、マイクロバイオームの変化によって牛乳に対する反応が変わったことが確認されたと言います。

その研究では、ずっと症状が続いている患者に対してガラクトオリゴ糖をいうプレバイオティクスを投与したところ、プラセボを投与された被験者と比べて、劇的な改善が見られたと言います。

 

ガラクトオリゴ糖は難消化性であり、マイクロバイオームを変化させる可能性があると考えられており、実際に2ヶ月後には投与された患者のマイクロバイオームは大きく変化していた

 

他にも、感染症にかかり、広域抗生物質を投与した後にラクトース不耐症の症状が現れたケースも確認されています。

つまり、抗生物質により腸内細菌の多様性が著しく低下し、ラクトースを分解する菌が不足し、その結果ラクトース不耐症になってしまったということです。

 

このことから言えるのは、たとえ遺伝子が同じでも、腸内細菌によって牛乳に対する体の反応が大きく異なるということです。

 

牛乳は身長を伸ばす可能性は十分にある

身長が伸びる

牛乳といえば身長が伸びる説です。

昔はカルシウムが身長を伸ばすというように、親などに言われた人も多いかもしてませんが、実際のところ詳しくはわかっていません。

それどころか、身長を伸ばすということすら嘘かもしれません。

 

面白いデータとしては、オランダ人の身長が以上に高いというものです。

実はオランダ人は平均身長が185センチもある、とても大柄な人が多い国です。

 

その国では、なんとアメリカの2倍にもの乳製品が消費されていると言います。

量でいえば年間1100万トン。(日本のデータが不明なので誰かご存知でしたら教えてください)

 

オランダに限らず、牛乳をたくさん飲む国とそうでない国では、比較してみると牛乳の消費量と身長の間には明確な相関関係があると言います。

 

とは言ってもさすがに成長期をすぎたらもう伸びませんので、小さい頃に飲むのであれば身長を大きくする可能性は0ではないかもしれませんね!

かたぎり
牛乳飲んでなかったら今よりもっと小さかったのかも!?

 

まとめ

牛乳

牛乳にはいい話も悪い話もどちらも耳にしますが、今のところはいい話の方が若干あるのではないでしょうか?

 

ポイントとしては

  • 身長が伸びる可能性は高い
  • 動物性食品は取りすぎに注意
  • ラクターゼ遺伝子がなくてもラクトース不耐症になったりならなかったりする
  • マイクロバイオームによって、ラクトース不耐症の症状が出たり出なかったりする
  • 牛乳が飲めなくても、チーズやヨーグルトなどの発酵食品であれば大丈夫

 

また、牛乳に限らず、ヨーグルトやチーズなどの乳製品も共通して言えるのは、加工されていない生の方が体に有益なものが多いということです。

 

実際のところ、やはり一括りに「牛乳は体にいい」ということは言えません。

これは他の食品に対しても言えます。

 

牛乳を飲んで身長が伸びたり、栄養を補給できる人もいれば、腹痛になったり、下痢になる人もいます。

 

一概に〇〇がいいというような考え方が、一番健康によくないのかもしれません。

 

なんども言ってますが、自分の体に耳を傾けて、自分にあった食品を探すことが一番大事です。

 

では٩( ᐛ )و

LINE@

お友達追加はこちらの画像をクリック!!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

「”脱”医療」の体を日々追求する元肥満児。 筋トレを通じて人生が豊かになった経験広めるべくこのブログを運営中。筋トレで人生を強く、元気に生きる。ダイエットや食事に関する情報も配信。もっとも言いたい本音は「まだ筋トレしてないの?」